■　102年目に向かって—実行委員会解散の辞

去る11月3日、前日の雨が嘘のような快晴の空の下、第46回芝学園同窓会大会は予定通り開催されました。その夜、撤収を終えて校庭を復旧した後にまた雨が降り出しましたから、まさしく天の加護を得た、と言うべきでしょう。参加者総数は800名を超え、ふだん同窓会ではあまり見かけない若い世代の同窓生も数多く来てくださいましたので、盛会裡に終了した、と心から申しあげます。もちろん不手際も数多くあったと思いますが、前日当日の準備と撤収で委員たちが流した汗と筋肉痛に免じて、ご容赦いただければ幸いです。

芝学園同窓会は大正元（1912）年11月23日に創立したので、明日、満101歳を迎えます。今、母校で学んでいる諸君は十代半ばですので、あるいは100という数字にあまり意味を感じないかもしれません。しかし、私が卒業する前年（昭和42年）に始められたこの同窓会大会で、また今年も変わらぬ風景が見られたことに思いを致す年齢に達しますと、先輩方が毎年毎年この校庭を踏み固めてこられたこと、その伝統の重みをひしひしと感じます。この校庭で大会を開催することができて本当によかったと思うとともに、一緒に苦労してくれた3の期の仲間たち、快く会場を提供していただいた芝学園教職員の先生方、そして有形無形のご援助をいただいたすべての方々に厚く御礼申しあげます。

あと少しの残務処理が終われば、私どもの委員会は解散します。来年、102年目の同窓会大会を開催される4の期の方々に熱いエールをさしあげるとともに、150年、200年に向かって一歩ずつ進んでゆく母校芝学園の弥栄を、心から祈ります。

ありがとうございました。

2013年11月22日
第46回同窓会大会実行委員長　櫻井忠太郎（63回）

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